組込み用OS『開聞』

『開聞』は並木研究室で開発が進められている組込み用OSである.『開聞』の目標を次に示す.
目標

ハードウェアリソースを極力消費しない          

組込みシステムでは、ハードウェアリソースが厳しい.『開聞』では、カーネルサイズとして100Kバイト程度、プロセッサの動作クロックとして20-200MHzのものを対象に開発を行っている.ただし、8bitプロセッサは、OSを載せるための機能が少ないことからターゲットとしていない.

ユーザがカーネル機能を利用するか選択できる

特殊な機器を制御するなど、移植性が重視されない場合や、割込み応答性が必要になる場合などカーネルを利用すると要求を満たせなくなる.このことでシステム上のカーネルを利用したいモジュールからもカーネル機能が利用できなくなってしまう.このような事態を避けるため、カーネル機能を利用しない場合でも動作するようカーネルを作り込む.また、その際の制約条件を明示する.

割込み応答性を向上させる

OS利用前の割込み応答性に極力近づける.機器制御では、最も重視させる項目だがらである.『開聞』では、割込み禁止区間の短縮化と前項のカーネル機能を利用しない選択肢を設けることで、実現を図っている.

カーネル自体の移植性を考慮する

組込みシステムでは、多くのアーキテクチャが利用されている.したがって、アプリケーションの再利用性を得るために、OSを利用しても、OS自体に移植性がなくターゲットとしてアーキテクチャに対応していないのでは意味がない.現在、PowerPC403GA,SH3/4,MIPS Vr4300に実装されている.

『開聞』の由来 

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